おたより ⑤

   森下先生
   いつもブログを楽しく拝見させて頂いています。
   今日はアンネ・フランクを取り上げて頂き、ありがとうございました。
   私は小学校の4年生の時に「アンネの日記」と出会いました。その頃は自分も真似して「親愛なるキティへ」と日記を付けていました。(丁度その頃ハローキティが誕生したのでタイムリーでした)大人になってからも、いつも私の心のどこかにアンネはいました。なのに、今日8月4日が隠れ家から収容所に連れ出された日だったとは意識していませんでした。
   アンネの書く日記は、とても明るくて、時には隠れ家にいる事を忘れさせるような内容の日もあります。それが、尚更切なく そして日を追うごとに生活が困難になって来る事も感じ取れます。
   一時期、アンネとは距離がありましたが、旭川に居る時期に再び距離が縮みました。きっかけは勿論綾子さんです。綾子さんがアンネに関わっていた事を知り、大変嬉しかったです。そしてそれを知ったのが あの「アンネの黄色いバラ」が咲いている教会でした。旭川に居た時に購入した「アンネの日記」、これから読もうと思います。
   ありがとうございました。

                

   暑中お見舞い申し上げます。素敵な記事いつも有難うございます。
   三浦綾子記念文学館の朗読友の会「綾の会」の朗読フェスティバルが毎年9月に開催されます。2020年度はコロナの関係でオンライン配信の予定です。色々迷った末に!?今回綾子さんのお書きになったアンネの文を私の朗読作品に選んだものですから、森下先生のブログ記事を拝見し一層心に沁みました。中川李枝子訳のアンネの童話を読んでみましたが、訳し方は少し違うのかな!? 先ずはこれから1ヶ月後の本番に向けて練習頑張らなくちゃ。

 

   森下先生
   尊いお働き感謝いたします。
   ブログにいつも美しい風景とお花、心癒されます。写真にちょっとうるさい夫に見せると「なかなかいいねえ~」との上から目線に「はあ~??」と言いたくなるのをこらえています(笑)。
   「榎本先生召天の日に」で昨年行ったアシュラムセンターのこと思い出しました。そしてあらためて森下ファミリー皆さん、よくぞ旭川においでくださいました!心から神さまのお導きに感謝します。
   P.Sちなみに夫は20代の時に三重から来て、旭川のYHにいたりして北海道に魅せられて移住して来ました。

 

   森下先生
   都内ではあちらこちらで朝顔が咲いています。グリーンカーテンのゴーヤに涼を感じる日々を過ごしています。森下先生はお変わりないでしょうか?
   ブログは内容が濃いので、読むのに時間がかかりますが、「こういうお話しを伺いたかった!」という内容ばかりです。「蜘蛛の糸」は大学に勤務していたころの論文でしょうか?芥川龍之介の美しい言葉づかいに魅せられている大ファンとしては至福の内容でした。決して深読みなどではなく、全く同感でした。泥沼は私の心そのものですし、ひきあげて下さる方が必要です。「西方の人」もあらためて読み直す機会となりました。

このブログを書いた人

森下 辰衛
森下 辰衛三浦綾子読書会代表/三浦綾子記念文学館特別研究員
 1962年岡山県生まれ。1992年から2006年3月まで福岡女学院短大および大学で日本の近代文学やキリスト教文学などを講義。2001年より九州各地で三浦綾子読書会を主宰、2011年秋より同代表。
 2006年、家族とともに『氷点』の舞台旭川市神楽に移住し、三浦綾子文学館特別研究員となる。2007年、教授の椅子を捨て大学を退職して以来、研究と共に日本中を駆け回りながら三浦綾子の心を伝える講演、読書会活動を行なっている。
 著書に『「氷点」解凍』(小学館)、『塩狩峠』の続編小説『雪柳』(私家版)、編著監修に『三浦綾子366のことば』『水野源三精選詩集』(いずれも日本基督教団出版局)がある。NHKラジオ深夜便明日への言葉、テレビライフラインなどに出演。

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