2022年5月16日(月) / 最終更新日時 : 2023年3月4日(土) 森下 辰衛 おたより おたより21 皆さまから頂きましたおたよりから、一部を紹介させていただきます。 講演のご感想、短篇小説「シオンガーデン」のご感想、知里幸恵さんへの感動など、深く丁寧なおたよりをいただき、本当に感謝しています。
2022年3月11日(金) / 最終更新日時 : 2022年3月20日(日) 森下 辰衛 おたより おたより ⑳ 最近いただきましたおたよりを紹介させていただきます。最初のものは、三浦綾子の小説『ちいろば先生物語』の主人公榎本保郎の長女るつ子さんからいただいたお手紙です。ご許可いただき、そのまま掲載いたしました。ちいろば先生の温かさが沁みてくるエピソードです。
2021年10月14日(木) / 最終更新日時 : 2021年10月15日(金) 森下 辰衛 文学散歩 燃える紅葉の瀬戸牛、滝上 燃えるような赤、目のくらむような金色、北海道の紅葉はまことに鮮明と言おうか、美麗と言おうか、あの時ほど美しい紅葉はなかったような気がする。(『この土の器をも』) 2021年10月13日、西興部から、光世さんのふるさと北見滝上を訪ねて来ました。
2021年7月13日(火) / 最終更新日時 : 2021年7月13日(火) 森下 辰衛 三浦綾子読書会 “最後まで耐え忍ぶ者は救わるべし”- 黒江勉さんを偲んで 2021年1月28日、黒江勉(くろえつとむ)さんが95歳で亡くなられました。三浦夫妻と最も長い期間友人であった方の一人で、前川正と三浦光世の両方を生で見たことのある数少ない証言者の一人でもありました。 黒江さんは1925(大正14)年6月12日、父三郎さん、母トヨさんの第一子長男(五人兄弟となる)として札幌で生まれました。
2021年1月1日(金) / 最終更新日時 : 2021年1月12日(火) 森下 辰衛 三浦綾子 「お前の手に負える額ではない」―“馬鹿正直”な人の普通のお正月 昭和三十八年元日の夕べ、棚卸しでくたびれたわたしは、わたしの父母の所に年始に行った。父母は、わたしの住むすぐ近所に越して来ていた。わたしが長年療養したことも、祟ったのだろう。家も土地も売り払い、五軒長屋のような、小さなアパートに移り住んでいたのだ。年も七十を過ぎてから、長年住み馴れた家屋敷を手放すことは、どんなにつらかったことだろう。
2020年11月25日(水) / 最終更新日時 : 2020年11月25日(水) 森下 辰衛 三浦綾子 あんたはわしの同労者や!-川谷威郎先生の思い出 11月25日は川谷威郎(かわたにたけお)先生の命日です。2009年80歳でした。旭川六条教会の牧師を務めたのは1961~76年の15年で、『この土の器をも』などによれば、綾子さんは1963年『氷点』を執筆中、人間の社会はなぜこんなにも幸福になりにくいのかと考え、罪の問題につき当たりました。そのとき、彼女の思索の支えとなり、多くの示唆を与えたのが、旭川六条教会の川谷威郎牧師の説教でした。
2020年11月10日(火) / 最終更新日時 : 2020年11月11日(水) 森下 辰衛 文学散歩 「あなた、ご飯を食べましたか?」-弟昭夫さんと母キサさん 11月10日は綾子さんの二番目の弟堀田昭夫さんの命日です。1971年 45歳でした。三日前の7日の夜、旭川市永山の見通しのよい横断歩道を横断中、猛スピードの車に撥ねられました。昭夫さんは綾子さんが札幌医大病院を退院するときには、都志夫さんらと一緒に迎えに来て列車の中では寝たきりで外を見ることの出来ない綾子さんのために、今どこを走っているか、時々教えてくれる優しい弟でした。
2020年11月10日(火) / 最終更新日時 : 2020年11月10日(火) 森下 辰衛 文学散歩 秋の春光台公園文学散歩 春光台公園は、旭川市中心部から北へ約5 kmに位置し、なだらかな丘陵地に帯状にある面積52.42ヘクタールの公園です。国道12号(旭川新道)が公園南側を通り、北海道道72号旭川幌加内線が縦断して公園を東西に分けています。園内東側の沢筋には約750mに渡ってミズバショウが自生しています。三浦綾子の自伝小説『道ありき』の舞台です。
2020年10月29日(木) / 最終更新日時 : 2020年11月8日(日) 森下 辰衛 文学散歩 紅葉の観音台でお墓デートしましょう 「いつきても、ここは公園みたいだね」(略)どの墓の敷地も一律に二坪で、御影石の墓石も和洋のちがいこそあれ一定している。“藤戸家の墓”と書いた墓の前にくると、ツネが言った。 「おじいさん、またデートにきましたよ」(『果て遠き丘』) 観音台は三浦夫妻のお墓のある丘です。
2020年10月12日(月) / 最終更新日時 : 2020年10月12日(月) 森下 辰衛 プライベート 綾子さんからのお知らせ ー 10月12日の思い出 その日、綾子さんのことも旭川のことも何も知らないで、福岡の自宅で夕食を終えた私は、自室で、少し古い日本の歌をCDで聴きながら軽い仕事をしていました。かぐや姫というグループのベスト盤CDで、何曲か目に「あの人の手紙」という歌が流れました。歌は南こうせつさん、詞は伊勢正三さんで勿論よく知っている曲です。