2022年10月6日(木) / 最終更新日時 : 2023年3月4日(土) 森下 辰衛 おたより おたより 23 朗読CD「李(すもも)」のご感想 おたよりを紹介させていただきます。 今回は私が書きました短篇小説「李(すもも)」の朗読会の感想のおたよりを沢山いただきましたので、小説させていただきます。
2022年8月2日(火) / 最終更新日時 : 2023年3月4日(土) 森下 辰衛 おたより おたより 22 「李(すもも)」朗読会のご感想 おたよりを紹介させていただきます。 今回は私が書きました短篇小説「李(すもも)」の朗読会の感想のおたよりを沢山いただきましたので、小説させていただきます。
2022年5月16日(月) / 最終更新日時 : 2023年3月4日(土) 森下 辰衛 シオン・ガーデン おたより21 皆さまから頂きましたおたよりから、一部を紹介させていただきます。 講演のご感想、短篇小説「シオンガーデン」のご感想、知里幸恵さんへの感動など、深く丁寧なおたよりをいただき、本当に感謝しています。
2022年1月17日(月) / 最終更新日時 : 2022年3月11日(金) 森下 辰衛 シオン・ガーデン 「シオン・ガーデン」読書会 私が書いた短篇小説「シオンガーデン」の読書会をしました、というお便りをいただきました。拙いものを取り上げて読んでくださり、びっくりで、うれしくて、読書会で出た感想を読ませていただくと、なるほどー、でした。ご紹介します。
2020年12月28日(月) / 最終更新日時 : 2020年12月28日(月) 森下 辰衛 前川正 李(すもも)―前川秀子から綾子への手紙 抄3 三月末、ぬかるんでいた道の雪も少なくなって、馬糞風が吹き始めるころでした。札幌の大学近くの下宿の住所で、あの子から葉書が来ました。大学病院で診てもらった結果を簡単にしるしたあと、「一年遅れの成人のお祝いのようです」と、一行書かれていました。青いインクのいつもと変わらない文字でした。それから、身の回りの片づけをして旭川に帰って来た日、夕食が終わって、お茶を出すとき、柱時計が八回鳴りました。
2020年11月16日(月) / 最終更新日時 : 2020年11月16日(月) 森下 辰衛 前川正 李(すもも)― 前川秀子から綾子への手紙 抄 2 珍しく雪の遅い年でした。胸を病む人のいる家にはありがたいことでしたが、でも季節はいつまでも猶予してはくれません。その日、昭和二十八年の十一月十六日、お昼から旭川に初雪が降り始めました。気温も下がって初雪がそのまま根雪になりそうな気配でした。雪を見た正は、あなたの家に行くと言いだして、着替えを始めたので、驚きました。
2020年11月5日(木) / 最終更新日時 : 2020年12月3日(木) 森下 辰衛 詩 ぼくはおなら ぼくはおなら ぼくはおなら くさいといわれ きたないといわれ はしたないといわれ ぶさほうといわれ きらわれもののぼくだけど
2020年9月14日(月) / 最終更新日時 : 2020年9月15日(火) 森下 辰衛 詩 あなたとぼくと宙がえり お父さん、もう一度 宙がえりしよう 明日 あなたを燃やす 窯の中で すべてが弾け飛ぶ炎熱のなかで、 宙がえりしよう
2020年9月6日(日) / 最終更新日時 : 2020年9月6日(日) 森下 辰衛 創作 カバゴジラ その人をぼくは「おねえちゃん」と呼んでいた。けれど、ときどき、機嫌の悪い時や機嫌の良いときには「カバゴジラ!」と呼んだ。ぼくに姉はいない。兄がいるだけで、二人兄弟だ。カバゴジラは、母の妹だから、本当は叔母ということになる。でもぼくは小さいころ、カバゴジラを「おねえちゃん」と呼んでいた。
2020年8月29日(土) / 最終更新日時 : 2020年8月29日(土) 森下 辰衛 創作 どら猫と一寸法師 私のあだ名はどら猫だった。これが女の子につけるあだなかよ?と思うが、いちばん私を知っている親がつけたのだから仕方ない。ぐるるる。 中学二年生の秋だった。どんな事情だったか忘れたけど、ある日曜日、私たち女の子四人と男の子四人のグループで映画を見に行った。その中に彼もいた。