向こう岸へ渡ろう|森下辰衛公式サイト

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「カバの背中に乗って」森下辰衛の公式ブログ

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2020年7月31日(金) / 最終更新日時 : 2020年7月31日(金) 森下 辰衛 長野政雄

『塩狩峠』長野政雄の聖書 上

今日7月31日は『塩狩峠』の主人公永野信夫のモデル長野政雄の誕生日です。1880(明治13)年でしたから、140年になります。塩狩峠での殉職事故から100年だった2009年の記念の時に研究して考えたことをその後にまとめた文章で、想像も多く、若干の時代考証的問題もあるように思いますが、そのまま掲載します。研究なさる方の踏み台的参考資料にしていただければと思います。

2020年7月28日(火) / 最終更新日時 : 2020年10月10日(土) 森下 辰衛 おたより

おたより ④

最近いただいたお便りから、いくつかを紹介させていただきます。閉じこもって滞留しがちなお部屋の空気の中に、ブログを通して北海道の風がちょっぴり吹き込んでくれるといいなと、思っています。

2020年7月27日(月) / 最終更新日時 : 2020年7月27日(月) 森下 辰衛 榎本保郎

向こう岸へ渡ろう ― 榎本保郎召天の日に

7月27日、今日は榎本保郎の命日です。1977年ロサンゼルスで召されました。二日前の25日、病室には保郎の妹の松代さんと弟の寿郎さんと和子さんがベッドうを囲み、保郎に手を置いて祈っていました。そのとき、突然「シュシュシュシュシュッ」という異様な音がして、まばゆい光がベッドの上を走り、吊るされていたリンゲルに当ってカチッと音をたてました。保郎は低いうなり声をあげました。三人は互いに顔を見合せ「今の音聞いた?光を見た?」と言い合いました。

2020年7月26日(日) / 最終更新日時 : 2020年7月26日(日) 森下 辰衛 文学散歩

Go To お花畑 ― 美瑛四季彩の丘

「丘のまち」と言われる北海道美瑛町ですが、傾斜のきつい丘陵地帯は農業にとって必ずしも望ましい条件ではありません。しかし、その風土の中で農家が作り上げてきた農業景観が北海道を代表する観光スポットになっています。その美瑛でも最も観光客の集まる「四季彩の丘」を経営するのは、農場を経営する熊谷留夫(くまがいとめお)さん、63歳です。

2020年7月25日(土) / 最終更新日時 : 2020年7月25日(土) 森下 辰衛 文学散歩

人の悪を思はず善を以って悪を報いよ ―「沼崎重平翁」彰徳碑

JR富良野線の美馬牛駅を出ると、駅右側前方に沼崎農場主であり美馬牛駅の開駅に功労のあった『沼崎重平翁彰徳碑』があります。沼崎重平は『続泥流地帯』に登場する医師です。1878(明治11)年、茨城県稲敷郡に生まれ、1897(明治30)年、東京医学専門学校済生学舎に入学し、医学の道を目指します。この頃安部磯雄に私淑してキリスト教に入信し、片山潜・幸徳秋水・荒畑寒村らとも親交を持つようになってゆきました。

2020年7月24日(金) / 最終更新日時 : 2020年7月25日(土) 森下 辰衛 芥川龍之介

芥川龍之介「蜘蛛の糸」を読んで

今日7月24日は芥川龍之介の命日です。1927(昭和2)年、35歳でした。三浦綾子さんが5歳の時ですから、30歳年上だったわけです。この日未明「続西方の人」を書き上げたあと服毒自殺しました。今日は童話「蜘蛛の糸」についての解説を載せます。かなり前に書いて未発表だったもので論文としては発表できないのですが、煩雑な部分をカットしました。ご興味のあるところだけお読みいただけると感謝です。作品はインターネット検索すると「青空文庫」として出てきます。ご一読いただければと思います。

2020年7月23日(木) / 最終更新日時 : 2020年7月23日(木) 森下 辰衛 文学散歩

Go To お花畑 ― 中富良野

7月20日、中富良野と美瑛町美馬牛のお花畑に行ってきました。JR富良野線で約一時間、炎天下でしたが、ゆっくり歩くとステレオタイプの観光でなく、“光を観る”文学散歩になるのが体験できました。

2020年7月21日(火) / 最終更新日時 : 2020年7月21日(火) 森下 辰衛 文学散歩

7月21日、夏祭りの昼下がり―『氷点』冒頭

『氷点』冒頭はなぜ1946(昭和21)年7月21日と決められたのでしょう。戦後間もなくである必要はあったと思いますが、堀田綾子にとって特別な日ではなかったように思えます。この年3月末に教員を辞職し6月から結核療養のため白雲荘に入所中でした。彼女の心が淋しさで凍えてしまう〈氷点〉の時期であったことは確かですが、物語の冒頭を7月21日に設定したのは上川神社の夏祭りに合わせるためだと考えられます。

2020年7月19日(日) / 最終更新日時 : 2020年7月19日(日) 森下 辰衛 三浦綾子を読む

「最愛」― 開け放たれた庭にバラが咲いた― 三浦光世の短歌⑤

その日は、彼と初めて会った日のように、美しく晴れ渡っていた。わたしは、開け放たれた庭を、ベッドの上に起き上って眺めた。大輪のバラがほころび、わたしは何かいいことがあるような予感がした。忘れもしない七月十九日だった。三浦光世から部厚い封書が届いた。手紙には、あなたの死んだ夢を見て、涙のうちに一時間あまり神に祈った。役所に出勤しても、しばらく瞼が腫れていたとあり、わたしの名の上に「最愛なる」という字が冠してあった。

2020年7月18日(土) / 最終更新日時 : 2020年7月18日(土) 森下 辰衛 試作的思索

澄んだ清らかな目で

三浦綾子さんの短篇小説「病めるときも」は1942(昭和17)年7月の洞爺湖温泉から始まります。ここで二十歳の藤村明子は、清らかなまなざしを持つ青年久我克彦と出逢いました。大学医学部の研究室で放線菌の研究をしているという克彦の澄んだ清らかな目に、キリスト者の家に育った明子はひかれ、翌年には婚約をかわしました。

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森下 辰衛 / Morishita Tatsue

photo_morishita

三浦綾子読書会代表/三浦綾子記念文学館特別研究員

 1962年岡山県生まれ。1992年から2006年3月まで福岡女学院短大および大学で日本の近代文学やキリスト教文学などを講義。2001年より九州各地で三浦綾子読書会を主宰、2011年秋より同代表。
 2006年、家族とともに『氷点』の舞台旭川市神楽に移住し、三浦綾子文学館特別研究員となる。2007年、教授の椅子を捨て大学を退職して以来、研究と共に日本中を駆け回りながら三浦綾子の心を伝える講演、読書会活動を行なっている。
 著書に『「氷点」解凍』(小学館)、『塩狩峠』の続編小説『雪柳』(私家版)、編著監修に『三浦綾子366のことば』『水野源三精選詩集』(いずれも日本基督教団出版局)がある。NHKラジオ深夜便明日への言葉、テレビライフラインなどに出演。



公式Twitter @Morishita Tatsue





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