2022年10月6日(木) / 最終更新日時 : 2023年6月28日(水) 森下 辰衛 おたより おたより 23 朗読CD「李(すもも)」のご感想 おたよりを紹介させていただきます。 今回は私が書きました短篇小説「李(すもも)」の朗読会の感想のおたよりを沢山いただきましたので、小説させていただきます。
2022年8月2日(火) / 最終更新日時 : 2023年6月28日(水) 森下 辰衛 おたより おたより 22 「李(すもも)」朗読会のご感想 おたよりを紹介させていただきます。 今回は私が書きました短篇小説「李(すもも)」の朗読会の感想のおたよりを沢山いただきましたので、小説させていただきます。
2021年10月14日(木) / 最終更新日時 : 2021年10月15日(金) 森下 辰衛 文学散歩 燃える紅葉の瀬戸牛、滝上 燃えるような赤、目のくらむような金色、北海道の紅葉はまことに鮮明と言おうか、美麗と言おうか、あの時ほど美しい紅葉はなかったような気がする。(『この土の器をも』) 2021年10月13日、西興部から、光世さんのふるさと北見滝上を訪ねて来ました。
2021年1月1日(金) / 最終更新日時 : 2021年1月12日(火) 森下 辰衛 三浦綾子 「お前の手に負える額ではない」―“馬鹿正直”な人の普通のお正月 昭和三十八年元日の夕べ、棚卸しでくたびれたわたしは、わたしの父母の所に年始に行った。父母は、わたしの住むすぐ近所に越して来ていた。わたしが長年療養したことも、祟ったのだろう。家も土地も売り払い、五軒長屋のような、小さなアパートに移り住んでいたのだ。年も七十を過ぎてから、長年住み馴れた家屋敷を手放すことは、どんなにつらかったことだろう。
2020年12月1日(火) / 最終更新日時 : 2020年12月1日(火) 森下 辰衛 三浦綾子を読む 小林多喜二、いのちと家族の記憶-三浦綾子、守分寿男の仕事から 1903(明治36)年12月1日、小林多喜二は秋田県北秋田郡下川沿村(現大館市)に小作農家の次男として生まれました。少し古い資料では「10月13日」となっているものが多いようですが、それは旧暦の日付のようです。さて、小林多喜二と三浦綾子との関わりですが、1977年と言いますから綾子さんが『泥流地帯』を書いていた頃だったようですが、光世さんが綾子さんに小林多喜二の母を書いて欲しいと頼みました。
2020年11月28日(土) / 最終更新日時 : 2020年11月28日(土) 森下 辰衛 文学散歩 淋しくはない、キリストと話をしているから-三浦光世の父貞治 11月28日は三浦光世さんの父貞治(ていじ)さんの命日です。1927(昭和2)年32歳でした。貞治さんは1895年福島市に生まれ、20歳になるかならぬかで単身渡道、北見滝上に入植して開拓を始めました。十代のとき福島県の伊達でキリスト教に出会っていたようです。入植した滝上の滝西地区は両側から山が迫る狭い土地でした。
2020年11月23日(月) / 最終更新日時 : 2020年11月23日(月) 森下 辰衛 三浦綾子を読む 一番大事にされなければならないのは、弱い人です。-三浦光世の母シゲヨ 1978年11月23日三浦光世さんの母繁代(シゲヨ)さんが亡くなりました。死因は心臓喘息78歳でした。結婚の時期は正確には分かりませんが、おそらく1917年ごろ、シゲヨさんが福島の宍戸家から北海道北見滝上の三浦貞治さんに嫁いだときはほぼ17歳。貞治さんは数年前に福島から単身入植して開拓していました。
2020年11月13日(金) / 最終更新日時 : 2020年11月23日(月) 森下 辰衛 三浦光世 罪人の吾の手垢の垢染(そ)みにけり -光世さんの受洗記念日 窓の外をシャボン玉いくつも流れゆく十一月十三日吾が受洗記念日 20回目の受洗記念日だった1968年の短歌です。委ねることを覚えたあの日に与えられた不思議な平和が感じられます。1949(昭和24)年11月13日(日)、三浦光世さんは洗礼を受けてキリスト者となりました。光世さんは1941年中頓別の営林署に勤め始めてほどなく腎臓結核を発症し、北大病院で片方の腎臓を摘出する手術を受けました。
2020年11月10日(火) / 最終更新日時 : 2020年11月11日(水) 森下 辰衛 文学散歩 「あなた、ご飯を食べましたか?」-弟昭夫さんと母キサさん 11月10日は綾子さんの二番目の弟堀田昭夫さんの命日です。1971年 45歳でした。三日前の7日の夜、旭川市永山の見通しのよい横断歩道を横断中、猛スピードの車に撥ねられました。昭夫さんは綾子さんが札幌医大病院を退院するときには、都志夫さんらと一緒に迎えに来て列車の中では寝たきりで外を見ることの出来ない綾子さんのために、今どこを走っているか、時々教えてくれる優しい弟でした。
2020年11月10日(火) / 最終更新日時 : 2020年11月10日(火) 森下 辰衛 文学散歩 秋の春光台公園文学散歩 春光台公園は、旭川市中心部から北へ約5 kmに位置し、なだらかな丘陵地に帯状にある面積52.42ヘクタールの公園です。国道12号(旭川新道)が公園南側を通り、北海道道72号旭川幌加内線が縦断して公園を東西に分けています。園内東側の沢筋には約750mに渡ってミズバショウが自生しています。三浦綾子の自伝小説『道ありき』の舞台です。