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「カバの背中に乗って」森下辰衛の公式ブログ

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2020年11月13日(金) / 最終更新日時 : 2020年11月23日(月) 森下 辰衛 三浦光世

罪人の吾の手垢の垢染(そ)みにけり -光世さんの受洗記念日

窓の外をシャボン玉いくつも流れゆく十一月十三日吾が受洗記念日
20回目の受洗記念日だった1968年の短歌です。委ねることを覚えたあの日に与えられた不思議な平和が感じられます。1949(昭和24)年11月13日(日)、三浦光世さんは洗礼を受けてキリスト者となりました。光世さんは1941年中頓別の営林署に勤め始めてほどなく腎臓結核を発症し、北大病院で片方の腎臓を摘出する手術を受けました。

2020年11月12日(木) / 最終更新日時 : 2020年11月12日(木) 森下 辰衛 旭川

就実の丘

旭川空港から近い旭川市西神楽1線31号〜線31号の田園地帯は周辺の波状丘陵の農地改良が行なわれていないために中心を走る直線道路がジェットコースターの道になっています。一番高い所からは大雪山国立公園北端の愛別岳から南端の南富良野岳まで60kmを一望にできる絶景の地で、旭川の写真家・檜山修さんが平成14年に「就実の丘」と命名しました。

2020年11月10日(火) / 最終更新日時 : 2020年11月11日(水) 森下 辰衛 文学散歩

「あなた、ご飯を食べましたか?」-弟昭夫さんと母キサさん

11月10日は綾子さんの二番目の弟堀田昭夫さんの命日です。1971年 45歳でした。三日前の7日の夜、旭川市永山の見通しのよい横断歩道を横断中、猛スピードの車に撥ねられました。昭夫さんは綾子さんが札幌医大病院を退院するときには、都志夫さんらと一緒に迎えに来て列車の中では寝たきりで外を見ることの出来ない綾子さんのために、今どこを走っているか、時々教えてくれる優しい弟でした。

2020年11月10日(火) / 最終更新日時 : 2020年11月10日(火) 森下 辰衛 文学散歩

秋の春光台公園文学散歩

春光台公園は、旭川市中心部から北へ約5 kmに位置し、なだらかな丘陵地に帯状にある面積52.42ヘクタールの公園です。国道12号(旭川新道)が公園南側を通り、北海道道72号旭川幌加内線が縦断して公園を東西に分けています。園内東側の沢筋には約750mに渡ってミズバショウが自生しています。三浦綾子の自伝小説『道ありき』の舞台です。

2020年11月8日(日) / 最終更新日時 : 2020年11月8日(日) 森下 辰衛 被造物の福音

エデンの園のリンゴ作り-木村秋則の仕事

今日11月8日は、木村秋則(きむらあきのり)さんの誕生日。木村さんは、世界で初めて無農薬・無施肥のリンゴの栽培に成功した青森県の農園主です。木村さんのしたことは、人類がおこなってきた農業そのものへの問いであり革新でした。命との和解と共存。それは人間が、エデンの園の管理者に戻るということを意味していました。

2020年11月7日(土) / 最終更新日時 : 2020年11月7日(土) 森下 辰衛 榎本保郎

いのり-阿南慈子さんと子どもたち

阿南慈子(旧姓奥村)さんは1954年11月7日、京都のクリスチャンの家に生まれました。父の名は奥村光琳。『ちいろば先生物語』で榎本保郎の信仰の導き手となる戦友して登場してきます。綾子さんと光世さんは、『ちいろば先生物語』の取材で慈子さんと出会ったでしょう。26歳で阿南孝也さんと結婚。二年後長男時也君、更に二年後長女七星ちゃんが生まれましたが、31歳で慈子さんは多発性硬化症(MS)を発病します。

2020年11月6日(金) / 最終更新日時 : 2021年3月19日(金) 森下 辰衛 おたより

おたより ⑩

最近いただいたおたよりの中から、一部を紹介させていただきます。ブログ記事を読んでくださった方がそれぞれの生活や人生の歩みや思い出の中で、ちょっと埋もれかけてたような大事なものを見つけ直しておられるのを感じさせていただき、感謝しています。応答して下さった素晴らしい詩もあります。

2020年11月5日(木) / 最終更新日時 : 2020年12月3日(木) 森下 辰衛 詩

ぼくはおなら

ぼくはおなら
ぼくはおなら
くさいといわれ
きたないといわれ
はしたないといわれ
ぶさほうといわれ
きらわれもののぼくだけど

2020年11月3日(火) / 最終更新日時 : 2020年11月3日(火) 森下 辰衛 被造物の福音

傷つけ合うのとは別の原理で-手塚治虫とキリスト教

手塚治虫は1928(昭和3)年11月3日に生まれました。戦後日本におけるストーリー漫画の第一人者として驚異的な仕事量で活躍しました。手塚治虫の中期の傑作に『きりひと讃歌』がありますが、主人公は「小山内桐人」(おさないきりひと)、すなわち「幼い」「切る人」(手術する人)と、「キリスト」とを重ねた命名で、次々に襲う受難の中を真理と生命への愛に生きる若い医師を描いています。

2020年11月2日(月) / 最終更新日時 : 2020年11月2日(月) 森下 辰衛 島崎光正

早苗といふは、わが母の名-島崎光正

今日11月2日はキリスト教詩人島崎光正の誕生日です。島崎さんは長く「信徒の友」の詩の欄の選者を務め、同じ障害者キリスト教詩人の星野富弘や水野源三を見出した人でもあります。三浦綾子とも交わりがあり、自伝『星の宿り』の中の、詩を書いて治安維持法違反で連行尋問される部分は『銃口』の参考文献のひとつになりました。

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森下 辰衛 / Morishita Tatsue

photo_morishita

三浦綾子読書会代表/三浦綾子記念文学館特別研究員

 1962年岡山県生まれ。1992年から2006年3月まで福岡女学院短大および大学で日本の近代文学やキリスト教文学などを講義。2001年より九州各地で三浦綾子読書会を主宰、2011年秋より同代表。
 2006年、家族とともに『氷点』の舞台旭川市神楽に移住し、三浦綾子文学館特別研究員となる。2007年、教授の椅子を捨て大学を退職して以来、研究と共に日本中を駆け回りながら三浦綾子の心を伝える講演、読書会活動を行なっている。
 著書に『「氷点」解凍』(小学館)、『塩狩峠』の続編小説『雪柳』(私家版)、編著監修に『三浦綾子366のことば』『水野源三精選詩集』(いずれも日本基督教団出版局)がある。NHKラジオ深夜便明日への言葉、テレビライフラインなどに出演。



公式Twitter @Morishita Tatsue





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