2020年5月13日(水) / 最終更新日時 : 2020年7月4日(土) 森下 辰衛 文学散歩 桜散る神楽岡公園を歩く 2020年5月12日、桜散る神楽岡公園周辺を歩く文学散歩へようこそ。『草のうた』『銃口』『この土の器をも』「雨はあした晴れるだろう」など舞台になっています。
2020年5月10日(日) / 最終更新日時 : 2020年7月4日(土) 森下 辰衛 三浦綾子を読む 海に満ちる光 ― 『母』小林セキの命日によせて 小説『母』の物語は、この半月ほど前の昭和36年4月のある穏やかな日の午後、セキが、訪ねて来た人に向かって自分の一生を物語るという形式を採っています。この語りの舞台、セキが晩年を過ごした場所は、多喜二の姉である長女チマの嫁ぎ先である佐藤家の離れでした。眼下の小樽の海から石狩湾を挟んで向こうに「増毛のほうの山」が見えました。
2020年5月4日(月) / 最終更新日時 : 2020年7月4日(土) 森下 辰衛 文学散歩 忠別川の橋 ― 遡る春 旭川は川の集まる町。その一つ、忠別川の橋の風景を、旭川駅裏のクリスタル橋から、旭川空港に近い東神楽橋まで撮影しました。
2020年5月3日(日) / 最終更新日時 : 2020年7月4日(土) 森下 辰衛 前川正 「あなたは、全く、素敵な人だ」― 前川正の葬儀 いまだかつて、だれも神を見た者はありません。もし私たちが互いに愛し合うなら、神は私たちのうちにおられ、神の愛が私たちのうちに全うされるのです。 1954年5月3日、午前10時より、日本基督教会旭川二条教会で前川正の葬儀が執り行われました。司式は竹内厚牧師。この日、竹内師が読んだ聖書の個所は、故人の遺言によって選ばれていた新約聖書「ヨハネ第一の手紙」4章7~21節でした。
2020年5月2日(土) / 最終更新日時 : 2020年8月29日(土) 森下 辰衛 前川正 李(すもも)― 前川秀子から綾子への手紙 抄 どうぞ、覚えてやってください。あの子は、神を恨みながら死んだのではありません。あなたに出会ったことを後悔しながら死んだのではありません。人生と運命を呪いながら死んだのでもありません。怯えながら、恐れながら死んだのでもありません。一度も何に対しても「ちくしょう!」と言わなかったのです。それだけは褒めてやりたいと思います。
2020年5月1日(金) / 最終更新日時 : 2020年7月4日(土) 森下 辰衛 文学散歩 「一生懸命生きましょうね」と丘の上で彼は言った。 その日から、わたしたちは、友だちであることをやめた。 導かれつつ叱られつつ来し二年何時しか深く愛して居りぬ 吾が髪をくすべし匂ひ満てる部屋にああ耐へ難く君想ひ居り わたしは生まれて初めて、恋愛の歌を作った。 やがて雪がとけ、北海道にも春がきた。
2020年4月27日(月) / 最終更新日時 : 2020年7月4日(土) 森下 辰衛 文学散歩 大鵬の少年時代と『天北原野』― モデル仮説 大鵬(納谷幸喜)は1940年(昭和15年)5月29日、樺太の敷香(しすか・現ポロナイスク=ロシア・サハリン州)で生まれました。父は革命を逃れて南樺太に亡命して来たウクライナ人マルキャン・ボリシコ、母は日本人納谷キヨ。しかし、終戦期の混乱で父と生き別れになり、45年8月、母と二人で稚内に引き揚げて来ます。5歳でした。このとき二人が乗った船が小笠原丸。
2020年2月26日(水) / 最終更新日時 : 2020年3月13日(金) 森下 辰衛 三浦綾子読書会 ソウル日本人教会青年会・三浦綾子読書会スタート ーソウル・レポート⑦ ソウル日本人教会の副牧師・平島望先生から、うれしいレターが届きましたので、ほぼそのまま紹介します。平島先生は三浦綾子のが書いた伝記小説『ちいろば先生物語』に大きな影響を受けて牧師になった方で、東日本大震災の時には宮城県 […]
2020年2月12日(水) / 最終更新日時 : 2020年3月16日(月) 森下 辰衛 漫才 漫才 『氷点』朗読会 A みなさんこんにちは。三浦綾子漫才の時間です。 B さて、今年は2015年、去年2014年は「氷点」入選50年の記念の年でしたが、今年は何の年か分かりますか?(※原作2015年作)A ハイ、「氷点」 […]
2020年1月28日(火) / 最終更新日時 : 2020年7月4日(土) 森下 辰衛 三浦綾子読書会 黒江勉さんをお見舞い 『道ありき』で綾子さんが旭川の日赤病院に入院していたときに出会う青年の一人に黒江勉さんがいます。黒江さんは前川正と同じ教会の教会員となり、三浦夫妻の終生の友人でもありました。1925年生まれですからもうすぐ95歳。とてもお元気で昨年まで、ギデオンでも活躍され、読書会にも参加され、車の運転もなさってましたが、昨年施設に入られました。1月11日土曜日札幌聖書読書会のあと、菅野美紀子さん、山田諭さん(とヘルパーさん)と一緒に、お訪ねして来ました。