2021年1月12日(火) / 最終更新日時 : 2021年3月23日(火) 森下 辰衛 試作的思索 どうしてこの私ではなくてあなたが ― 神谷美恵子 1月12日は、神谷美恵子(かみやみえこ)さんの誕生日です。1914(大正3)年東京府に生まれました。父の前田多門さんは新渡戸稲造の弟子で文部大臣を務めました。津田英学塾卒、コロンビア大学留学、東京女子医専卒。東大医学部精神科、ハンセン病療養所長島愛生園等で勤務し、1979(昭和54)年に亡くなりました。三浦綾子は感動をもって彼女の詩を何度も引用しています。
2020年7月18日(土) / 最終更新日時 : 2020年7月18日(土) 森下 辰衛 被造物の福音 澄んだ清らかな目で 三浦綾子さんの短篇小説「病めるときも」は1942(昭和17)年7月の洞爺湖温泉から始まります。ここで二十歳の藤村明子は、清らかなまなざしを持つ青年久我克彦と出逢いました。大学医学部の研究室で放線菌の研究をしているという克彦の澄んだ清らかな目に、キリスト者の家に育った明子はひかれ、翌年には婚約をかわしました。
2020年7月3日(金) / 最終更新日時 : 2020年9月14日(月) 森下 辰衛 詩 国境の河は深い 国境の河は深い。 河の向こうにいる、きみ。 河のこちらにいる、ぼく。 故郷では、会いたいと思えばすぐに、走って行けた。ぼくたちは、いつでも会えた。でも、今は二人の間に、国境の深い河がある。この河を越えられなかったのは、君だったのか、ぼくだったのか? 果てしなく続く、国境線の向こうとこちらで、ぼくたちは、心の中で呼び合うだけ。
2020年4月28日(火) / 最終更新日時 : 2020年9月14日(月) 森下 辰衛 試作的思索 みずうみ/これは戦争なんだから 昔は良かったと言うのはやめよう 戦争や貧困や公害病や 言い難き苦難を苦しみつつ生き 亡くなった人々の魂が 今も私達に叫ぶから
2020年4月19日(日) / 最終更新日時 : 2020年7月4日(土) 森下 辰衛 試作的思索 「取り除かないでください」と祈る 世界屈指の観光地であるベネチアから観光客が消えて、運河に魚が戻って来たと言う。世界中の人が少なくなった都市の市街地にピューマや象やサルの群れや鹿たちが、あるいは今までどこにいたのだろうというような鳥や動物たちが出て来ているらしい。
2020年3月27日(金) / 最終更新日時 : 2020年7月4日(土) 森下 辰衛 コロナの時代に 「わたしをどのようにでもなさってください」― 旭川六条読書会 首都圏は緊迫して来ているようで心配していますが、こちらは非常事態宣言が解かれ、最近は感染者が出ていない旭川です。昨夕は旭川六条教会で読書会が開かれました。参加者7人でした。換気、対人距離、マスク(ない人もいましたが)、飲み物(持参に切り替え)に気をつけました。
2020年3月19日(木) / 最終更新日時 : 2020年7月4日(土) 森下 辰衛 コロナの時代に 前にしか進めない ― 茨城県取手市で読書会 今日3月19日(木)午後、茨城県取手市の取手ウエルネスプラザで三浦綾子読書会講演会が参加者11名で開かれました。コロナ禍で予約されていた部屋のキャンセルが多かったために広い部屋に移ることが出来てまばらに座れ、天気も良かったので換気も充分できて、快適でした。
2020年3月13日(金) / 最終更新日時 : 2020年7月4日(土) 森下 辰衛 コロナの時代に コロナ禍の中でも読書会 昨日、コロナ先進地北海道の苫小牧の糸井福音教会で、定例の三浦綾子読書会(講演会)が開かれました。苫小牧から小樽までの札幌近郊読書会8箇所の会場教会や世話人の方々に意向をお聞きして、結果7箇所が中止(一つは部屋が狭いので私が決めました)となりましたが、苫小牧糸井の細川先生と教会員の皆さんが「こんな時だからこそ開催したい」と強く意志を表明なさったので開催することにし、行って参りました。