2020年6月21日(日) / 最終更新日時 : 2020年7月4日(土) 森下 辰衛 文学散歩 お誕生日に 今日は二人の大切な友だちの誕生日です。そのうちの一人が小林弘昌さんです。小林さんは1954年6月21日生まれですから、66歳になられました。この写真は2006年6月に撮ったもので、左が小林さん、右は『続泥流地帯』の登場人物でもある清野(旧姓吉田)ていさんです。小林さんの車でこの日、上富良野のていさんのお宅を初めてお訪ねしたのでした。
2020年5月24日(日) / 最終更新日時 : 2020年7月4日(土) 森下 辰衛 文学散歩 「いつ死んでも、一点恥じるところはない」- ていさんの泥流体験談(抄) 1926(大正15)年5月24日は十勝岳が噴火して泥流が発生し上富良野と美瑛の村を襲い144人の人が亡くなるという大惨害が起きた日です。三浦綾子さんはこの事件に取材して『泥流地帯』『続泥流地帯』を書きましたが、上富良野での調査取材で最も多くの証言をしたのが清野ていさんでした。ていさんは旧姓吉田、当時の上富良野村吉田貞次郎村長の娘で、『続泥流地帯』には登場人物としても描かれています。以下は、このていさんにお聴きした体験談の抄録です。