2020年8月24日(月) / 最終更新日時 : 2020年8月25日(火) 森下 辰衛 文学散歩 オホーツク土産 釧網線(釧路―網走)の斜里駅は正確には知床斜里駅。1925年(大正14)年、国鉄の斜里駅として開業し、1998年に知床斜里駅に改称しました。駅前には巨大なオジロワシ像が立っています。でも、大事なのはその向こう左に見える斜里セントラルホテル。ここには以前(少なくとも2006年には)斜里館という旅館が立っていました。三浦綾子の一番最初の小説「暗き旅路に迷いしを」で「S館」と記されている宿です。
2020年6月17日(水) / 最終更新日時 : 2020年7月4日(土) 森下 辰衛 文学散歩 大いなるものの意志 ― 斜里の海で ③ 〈遠くに知床半島がかすんで見える斜里の海岸にきました。軽石がごろごろしています。毎年来ているところですが、軽石がこんなに多いと気づいたのは今年がはじめて。/けさ、この海岸に若い女性が打ち上げられて倒れていました。死のうとして、海に入ったのに、波が彼女を岸に運んでしまったのです。浜辺に気絶していたその女性は助かりました。