2020年10月14日(水) / 最終更新日時 : 2020年10月14日(水) 森下 辰衛 文学散歩 箕作阮甫と城下町津山 『海嶺』の巻末に付された参考文献一覧の中に「箕作阮甫と聖書」(柴本丈夫)という文書名があります。この箕作阮甫(みつくりげんぽ)は幕末の蘭学者で津山(現・岡山県津山市)の人でした。2020年10月11日、津山市を訪ね旧出雲街道沿いにある旧宅などを見学しました。
2019年12月24日(火) / 最終更新日時 : 2020年7月4日(土) 森下 辰衛 三浦綾子を読む 約束 ― 「桜の下」(『塩狩峠』)から 「人間には、命をかけても守らなければならないことがあるんだよ。わかるか?」 四年生になった信夫は、女子便所におばけが出るかどうか確かめるため、級友たちと夜八時に桜の木の下に集まる約束をした。ところが夜七時過ぎに雨に風をまじえるようになると、信夫はこんな雨の中を出ていかなければならないほど大事なことではないと考える。そんな信夫に父貞行は言う。