2020年3月20日(金) / 最終更新日時 : 2020年7月4日(土) 森下 辰衛 三浦綾子を読む 春を待つこころ ― 『天北原野』から 週の初めの日、朝早く、まだ暗いうちに、マグダラのマリアは墓に行きました。そして墓の外に立って泣いていました。彼女がこの世でただ一人愛する人、彼女にとっての命であった存在、彼女の心をその愛で満たしてくださった唯一の方が無残にも、死によって彼女から取り去られたからです。彼女はその人の墓に来ました。そこにあるのは彼女の愛の希望が本当の終わりになったことの確認だけでした。
2020年2月4日(火) / 最終更新日時 : 2020年7月4日(土) 森下 辰衛 文学散歩 もうひとつの雪柳 2020年1月28日(火)朝、旭川市の神楽と神居を結ぶ両神橋から見た美瑛川の景色です。この朝、旭川市の最低気温は-18℃と報じられましたが、それは市の中心部でのこと。この場所では-20℃にはなっていたと思われます。空中を砂金が舞っているかのようにキラキラしていましたから、ダイヤモンドダストだったのでしょう。
2020年1月28日(火) / 最終更新日時 : 2020年7月4日(土) 森下 辰衛 三浦綾子読書会 黒江勉さんをお見舞い 『道ありき』で綾子さんが旭川の日赤病院に入院していたときに出会う青年の一人に黒江勉さんがいます。黒江さんは前川正と同じ教会の教会員となり、三浦夫妻の終生の友人でもありました。1925年生まれですからもうすぐ95歳。とてもお元気で昨年まで、ギデオンでも活躍され、読書会にも参加され、車の運転もなさってましたが、昨年施設に入られました。1月11日土曜日札幌聖書読書会のあと、菅野美紀子さん、山田諭さん(とヘルパーさん)と一緒に、お訪ねして来ました。