2020年4月14日(火) / 最終更新日時 : 2020年7月7日(火) 森下 辰衛 被造物の福音 黒き馬静かに蹄切られ居り ― 三浦光世の短歌 ③ 黒き馬静かに蹄切られ居り曲げし前足を人に抱かれて まだ馬が輸送や農耕に使われていた時代でした。でも、何千年も続いて来たその関係が終わろうとしていた時代でした。北海道でも馬橇や馬車は昭和三十年代から四十年代には急激に減って、自動車に代ってゆきました。