2020年11月25日(水) / 最終更新日時 : 2020年11月25日(水) 森下 辰衛 三浦綾子 あんたはわしの同労者や!-川谷威郎先生の思い出 11月25日は川谷威郎(かわたにたけお)先生の命日です。2009年80歳でした。旭川六条教会の牧師を務めたのは1961~76年の15年で、『この土の器をも』などによれば、綾子さんは1963年『氷点』を執筆中、人間の社会はなぜこんなにも幸福になりにくいのかと考え、罪の問題につき当たりました。そのとき、彼女の思索の支えとなり、多くの示唆を与えたのが、旭川六条教会の川谷威郎牧師の説教でした。
2020年10月26日(月) / 最終更新日時 : 2020年10月26日(月) 森下 辰衛 八木重吉 神様の名を呼ばぬ時は お前の名を呼んでいる-茅ケ崎の八木重吉 今日10月26日は八木重吉の命日です。結核に冒され1926年5月、茅ケ崎の療養所南湖院に入院しました。ここから翌年に亡くなるまでの時期に病床で書いた詩のノートには、死という運命との闘い、遺してゆく愛しい妻と幼子への思い、神へのひたすらな信仰をうかがうことができます。死と向き合う凄絶なその時間の中でも、重吉の言葉は純化されていきました。