2022年3月11日(金) / 最終更新日時 : 2022年3月20日(日) 森下 辰衛 おたより おたより ⑳ 最近いただきましたおたよりを紹介させていただきます。最初のものは、三浦綾子の小説『ちいろば先生物語』の主人公榎本保郎の長女るつ子さんからいただいたお手紙です。ご許可いただき、そのまま掲載いたしました。ちいろば先生の温かさが沁みてくるエピソードです。
2020年11月25日(水) / 最終更新日時 : 2020年11月25日(水) 森下 辰衛 三浦綾子 あんたはわしの同労者や!-川谷威郎先生の思い出 11月25日は川谷威郎(かわたにたけお)先生の命日です。2009年80歳でした。旭川六条教会の牧師を務めたのは1961~76年の15年で、『この土の器をも』などによれば、綾子さんは1963年『氷点』を執筆中、人間の社会はなぜこんなにも幸福になりにくいのかと考え、罪の問題につき当たりました。そのとき、彼女の思索の支えとなり、多くの示唆を与えたのが、旭川六条教会の川谷威郎牧師の説教でした。
2020年9月2日(水) / 最終更新日時 : 2020年9月2日(水) 森下 辰衛 ホロコースト それでも人生にイエスと言う ー フランクルの思想 今日9月2日はV.E.フランクル(Viktor Emil Frankl 1905-1997)の命日です。ウイーンのユダヤ人家庭に生まれたフランクルは、ウイーン大学でフロイトらに精神医学を学びました。1941年、ナチス当局より出頭命令が来ました。一年間ウイーンのユダヤ人病院の精神科に勤務したのち、翌年9月収容されました。その直前にアメリカ亡命のビザを手に入れましたが、両親や結婚9ケ月の妻を置いて行くことはできなかったのです。