2020年10月29日(木) / 最終更新日時 : 2020年11月8日(日) 森下 辰衛 文学散歩 紅葉の観音台でお墓デートしましょう 「いつきても、ここは公園みたいだね」(略)どの墓の敷地も一律に二坪で、御影石の墓石も和洋のちがいこそあれ一定している。“藤戸家の墓”と書いた墓の前にくると、ツネが言った。 「おじいさん、またデートにきましたよ」(『果て遠き丘』) 観音台は三浦夫妻のお墓のある丘です。
2020年10月24日(土) / 最終更新日時 : 2020年11月3日(火) 森下 辰衛 文学散歩 香也子の住む丘 ー 高砂台の晩秋 『果て遠き丘』の舞台・高砂台の晩秋 。 三浦綾子さんは旭川を舞台にした多くの小説を書きましたが、『果て遠き丘』は『氷点』と並んで、最も多くの旭川の場所を描いた作品です。その中でも最も主要な舞台となる、ヒロイン香也子が住む高砂台を訪ねました。
2020年10月1日(木) / 最終更新日時 : 2020年10月1日(木) 森下 辰衛 文学散歩 「会わないでいることも、時にはすばらしい」― 旭川空港と『果て遠き丘』 今日、2020年10月1日、旭川空港は完全民営化しました。北海道内空港の完全民営化は新千歳に続き2例目ですが、21年3月には残る5空港も完全民営化の予定です。この旭川空港が舞台として登場するのが『果て遠き丘』です。1976~77年に連載された現代小説です。