2020年11月13日(金) / 最終更新日時 : 2020年11月23日(月) 森下 辰衛 三浦光世 罪人の吾の手垢の垢染(そ)みにけり -光世さんの受洗記念日 窓の外をシャボン玉いくつも流れゆく十一月十三日吾が受洗記念日 20回目の受洗記念日だった1968年の短歌です。委ねることを覚えたあの日に与えられた不思議な平和が感じられます。1949(昭和24)年11月13日(日)、三浦光世さんは洗礼を受けてキリスト者となりました。光世さんは1941年中頓別の営林署に勤め始めてほどなく腎臓結核を発症し、北大病院で片方の腎臓を摘出する手術を受けました。
2020年8月22日(土) / 最終更新日時 : 2020年8月23日(日) 森下 辰衛 文学散歩 手を伸ばせば天井に届きたりき ー 三浦光世の短歌➅ 手を伸ばせば天井に届きたりきひと間なりき吾等がはじめて住みし家なりき 光世さんは三歳の時に父親を結核で亡くしています。父を殺した菌は光世少年の中にも侵入し十七歳のときには腎臓結核で腎臓を片 […]