2020年8月19日(水) / 最終更新日時 : 2020年8月19日(水) 森下 辰衛 三浦綾子読書会 「マッテイルコトハ、ジンセイノタノシミ」― 文学館読書会再開 昨日8月18日13時半から約2時間、三浦綾子記念文学館での読書会を再開しました。2月以来半年ぶりの、まさに“待ちに待った”例会になりました。課題は『天北原野』上巻「藤八拳」の章の前半25ページほど。いつもの半分ほどの7人の参加者でしたが、全員マスクをして1ページずつ輪読し、10分ほど置いて、のち語り合いました。
2020年4月27日(月) / 最終更新日時 : 2020年7月4日(土) 森下 辰衛 文学散歩 大鵬の少年時代と『天北原野』― モデル仮説 大鵬(納谷幸喜)は1940年(昭和15年)5月29日、樺太の敷香(しすか・現ポロナイスク=ロシア・サハリン州)で生まれました。父は革命を逃れて南樺太に亡命して来たウクライナ人マルキャン・ボリシコ、母は日本人納谷キヨ。しかし、終戦期の混乱で父と生き別れになり、45年8月、母と二人で稚内に引き揚げて来ます。5歳でした。このとき二人が乗った船が小笠原丸。