新作DVD3タイトル出来ました。
新しい講演のDVDが出来ました。
『銃口』下 (2021・10・16東京中野読書会ZOOM)
人間として生きること、語ること。それが人間を非人間化し狙ってくる“銃口”に勝つ道であることを明瞭に示す後半。前半の生活綴り方事件の意味がむしろ希望として、主人公北見竜太が出会う三人の人物たちによって語られています。三浦文学の集大成、そのテーマの連関も解説します。
※『銃口』上もあります。両方お聴きください。
『塩狩峠』~馬鹿になって生きる幸い(2021・9・23日本キリスト教団北総分区信徒大会ZOOM)
長野政雄から永野信夫へ。その執筆の経緯から始めて、作品の冒頭、峠のクライマックスを中心に深読みしながら、一円でも損したくない徹底的なエゴイズムと、ひとすじに命がけで生きることへの憧れとの間で揺れながら生きている私たちの目を開かせ、奇跡の世界へ招いてくれるこの作品を、私自身の体験と共に紹介します。
「三浦綾子~苦難に立ち向かう希望の文学」(2021・10・17南相馬読書会ZOOM)
2014年4月にNHNラジオ深夜便「明日へのことば」に出演(45分×2晩)してお話した内容を、一時間ほどに縮約してお話ししました。三浦綾子さんの人生の紹介と、『氷点』と『銃口』を中心にした三浦文学の真髄の解説です。東日本大震災による重層する被災地南相馬の図書館で開かれている読書会のために語りました。
DVDはいずれも60~70分程度で、1枚1000円、送料300円です。ご注文は、Eメールにて、
shiokaripass@gmail.com (森下) まで。お送りしますスマートレターパック等に同封の郵便振替用紙でお支払いください。
このブログを書いた人
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1962年岡山県生まれ。1992年から2006年3月まで福岡女学院短大および大学で日本の近代文学やキリスト教文学などを講義。2001年より九州各地で三浦綾子読書会を主宰、2011年秋より同代表。
2006年、家族とともに『氷点』の舞台旭川市神楽に移住し、三浦綾子文学館特別研究員となる。2007年、教授の椅子を捨て大学を退職して以来、研究と共に日本中を駆け回りながら三浦綾子の心を伝える講演、読書会活動を行なっている。
著書に『「氷点」解凍』(小学館)、『塩狩峠』の続編小説『雪柳』(私家版)、編著監修に『三浦綾子366のことば』『水野源三精選詩集』(いずれも日本基督教団出版局)がある。NHKラジオ深夜便明日への言葉、テレビライフラインなどに出演。
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