新作講演DVD「佐石土雄の物語~『氷点』の核心」

2021年2月24日、三浦綾子関西語り手養成講座の公開講演会におけるzoomを使っての新作講演の録画DVDが出来ました。三浦綾子のデビュー作『氷点』の原風景ともいえる冒頭の養女誘拐殺人事件。辻口家の三歳の娘ルリ子を殺した犯人佐石土雄の物語を三浦綾子はどんな思いをこめて、こんなにも詳細に描いたのか。その恐るべき深みを豊かに読み解きます。物語は大正13年の関東大震災に始まり、『続氷点』で佐石土雄の実の娘相沢順子が辻口家を訪れる日の奇跡まで、人間存在の罪と苦難と淋しさと人恋しさ、そして戦争と祈りのドラマとして、三浦綾子は涙しながら書きました。それは『氷点』の傍系のエピソードではなく、『銃口』にまで至る三浦綾子全部のテーマとなり、答えなければならない自らへの問いともなった、三浦文学の“核心”でもありました。涙をこらえつつ30分で語りました。最後に語っています佐石土雄から『続氷点』の相沢順子への繋がりは、それに気づいた瞬間、私自身涙がとめられなかった部分で、新しい読みです。ぜひお聴き下さい。

※ご注文は、E-mail: shiokaripass@gmail.com(森下)まで。1枚1500円(送料等すべて込)。DVDをお送りしますスマートレターパック等に同封の郵便振替用紙でお支払いください。