2021年10月11日(月) / 最終更新日時 : 2021年10月11日(月) 森下 辰衛 お知らせ 三浦綾子、最後の祈り~『銃口』下 『銃口』は三浦綾子の最後の祈りでした。全身全霊をこめた、最後の命を絞りつくすようにして注ぎ出した、この国のために捧げた祈りでした。昭和の戦争を体験した者であるからこそ、作家人生と地上の人生の終わりに臨んで、語っておかなければならない遺言でもありました。
2021年9月12日(日) / 最終更新日時 : 2021年9月12日(日) 森下 辰衛 講演会 災害の時代の三浦綾子文学の可能性~『続泥流地帯』を教材にする つまり、希望や痛みを含んだ〈どう生きるか〉という精神の問題がこの小説には書かれているのである。 三浦綾子はすべての小説なかで『泥流地帯』『続泥流地帯』を最も易しい文章で書きました。それは子どもたちにも苦難は容 […]
2021年9月7日(火) / 最終更新日時 : 2023年3月2日(木) 森下 辰衛 オンライン講座 二人はきっと二人だけの深い同伴者でした。~三浦綾子と遠藤周作 ー オンライン講座のご案内 三浦綾子と遠藤周作は戦後日本文学を代表するキリスト教作家です。三浦綾子がプロテスタント、遠藤周作がカトリックで何かと対照比較されることのある二人ですが実は友人でもありました。一回目はまず、年表などを用いた基礎的な対照や現在分かっている交流などについて、森下代表がお話しします。
2021年8月23日(月) / 最終更新日時 : 2021年8月31日(火) 森下 辰衛 DVD 講演DVD『泥流地帯』、『道ありき』②、『銃口』上、語り手実践講座、4種類が出来ました。 新しい講演DVDが4種類出来ました。今まで語っていなかった内容や新資料を含む新作講演や、講師としての秘密を全部明かした特別な企業秘密講演もあります。どうぞ、必要な方だけお聴きください。
2021年8月11日(水) / 最終更新日時 : 2023年3月2日(木) 森下 辰衛 オンライン講演会 「あの人が生きたかったように生きなければ」と心に決めた綾子さんは、愛する人を喪った私を立たせてくれた。~オンライン講演会『道ありき』②のご案内 前川正を喪った堀田綾子は、その後の慟哭の一年の間に、何度も「私はあの人が生きたかったように生きなければならない」と自分に言い聞かせました。私を愛して、その愛のゆえに死んだその人。断ち切られたその人生の断面の余りに凄絶な美しさの前で、私たちは、私たちの生を通してその意味を証ししてゆく決心をせずにいられるでしょうか。人の生を深くするのは、そんな慟哭です。
2021年8月9日(月) / 最終更新日時 : 2023年3月2日(木) 森下 辰衛 オンライン講演会 絶望の日に道を教えてくれた人~オンライン講演会『道ありき』②ご案内 苦難のとき、三浦綾子は私たちの希望。でも、絶望の日に、それでも生きることができるように、ぼくに道を教えてくれたのは、前川正でした。 前川正は、何を聴き、何を受け止め、何を思索し、何を試み、何と闘い、何を支えとして、生きて愛して死んだのか?彼の書簡、日記、ノートも使いながら、尋ね求めてみたいと思います。ご随行くだされば、感謝です。
2021年8月5日(木) / 最終更新日時 : 2023年3月2日(木) 森下 辰衛 オンライン講演会 “長い夜にともされた美しいランプの光”~ オンライン講演会『道ありき』②ご案内 「愛されることは、ただ燃え尽きることだ。愛することは長い夜にともされた美しいランプの光だ。愛されることは消えること。そして愛することは、長い持続だ」 この『マルテの手記』の二行に、前川正は主線を引いていました。彼がどのような命がけの愛で愛し、死んでいったのか。また綾子はどのような深さでそれを受け止め、痛みつつも、自らのうちで命としていったのか。三浦文学の真の中核を深く読み解きます。
2021年7月13日(火) / 最終更新日時 : 2023年3月2日(木) 森下 辰衛 講座 “語り手実践講座”のご案内(ZOOM併用) 読書会だけでなく、三浦綾子についてだけでなく、あらゆる場面で、人が複数の人に何かまとまったことを話すというときに、何が大事なのかお話します。 どんな方にも参考になると思います。結婚式のスピーチでも、教会の説教でも、学校の授業などでも、何かのプレゼンでも、大事なことはそんなに違いません。
2021年6月21日(月) / 最終更新日時 : 2021年6月21日(月) 森下 辰衛 お知らせ NHK「ラジオ深夜便」出演番組が再放送されます NHKラジオ第一放送のラジオ深夜便6月29日、30日の午前1:00からのアーカイブス放送の時間帯で、 2014年4月24日、25日に放送された私が出演しました番組の再放送があります。 「明日へのことば『苦難に立ち向かう希望の文学』~『氷点』50年 三浦綾子文学の力を信じて」①、②
2021年5月9日(日) / 最終更新日時 : 2021年5月9日(日) 森下 辰衛 DVD 最新DVD『細川ガラシャ夫人』 『細川ガラシャ夫人』は三浦綾子が主婦に友社から「今度は細川ガラシャの“道ありき”を書いてください」と依頼されて取り組んだ、初めての歴史長編小説です。明智光秀の娘に生まれ細川家に嫁いだ玉子は本能寺の変の後、絶望と向き合い、更に重なる苦難の中で、キリシタンの侍女清原佳代の祈りに導かれ、神に出会ってゆきます。関ケ原の戦いに際し「散りぬべき時知りてこそ世の中の花も花なれ人も人なれ」との辞世の歌を遺して38歳の生涯を終えますが、その死は戦国の世に平和をもたらすものともなりました。