今後の三浦綾子読書会は、自主運営の〈ゆっくり読む読書会〉が主流に

三浦綾子読書会にはいろいろなやり方がありますが、自主運営でゆっくり読む読書会が主流になって来ています。この流れは今後も変わらず、またそれが読書会が末長く続き広がってゆく最も主要な道だと思われます。

読書会メンバー

ぜひ〈ゆっくり読む読書会〉を始めたいのですが、実際にどのように進行すれば良いのかよくわかりません。またリーダーは事前に準備なども必要だと思うのですが、何をすれば良いでしょうか?

“一章ずつ読む三浦綾子”が、リーダーの準備を助け、会を充実させます

自主運営の読書会のリーダーは、事前にその回の範囲(ゆっくり読む読書会の場合は、一章の半分~数章)を読み、準備をしておくことが必要ですが、その章の概略やテーマの中心が分かり、必要知識を得られれば、語り合うべきポイントや入口が見えて、その回の読書会の流れが構想出来ますから、安心して会に臨めますし、参加者の発言を理解しやすくなり、雑談や脱線があっても容易に本筋に戻ることができ、会も充実します。

〈ゆっくり読む読書会〉の準備をする方の注解参考書として、“一章ずつ読む三浦綾子”がお役に立つことと思います

森下辰衛 代表

“一章ずつ読む三浦綾子”は〈ゆっくり読む読書会〉の準備をする方のための注解参考書です。これからの三浦綾子読書会に最も必要な物の一つだと思います。

読書会メンバー

確かに、そんな注解参考書があれば、安心して臨めそうですね。参考書の内容についてもう少し詳しく教えてくださいますか?

“一章ずつ読む三浦綾子”の内容について

では、見本をご覧に入れながらお話ししましょう。
この“一章ずつ読む三浦綾子”は、①各章の概略、②注釈、③設問例、④簡略解説 という構成です。

解説は、自由な読みを阻害したり、唯一の結論として権威づけられたりしないように簡略にし、注釈も多くなり過ぎないように簡略にしています。設問例は実際の会において使える作品読み解きの進行の道具の参考例です。

注解参考書の見本
読書会メンバー

なるほど・・・一章ごとにまとめられていて、これは助かりますね。事前準備や進行のための資料としてはこの注解参考書のみで十分でしょうか?

プラス“一章ずつ読む三浦綾子”で、誰にでも開催できる読書会を目指しています

この“一章ずつ読む三浦綾子”『あらすじで読む三浦綾子』(既刊)、そしてもうすぐ出来ます『三浦綾子読書会を始めよう』(読書会スタートブック)とがあれば、読書会は誰にでも開催できるものになります。また、一冊読んで来て語り合う読書会でも、読みの豊かさは作品の細部によるものですから、とても有用です。

これを用いて“一章ずつ味わう一人読書会”も出来ますし、作品読解研究の基礎的資料にもなります。

読書会メンバー

これだけの強力なサポートがあれば、参加者ひとりひとりの読みを大切にしつつ、綾子さんのメッセージを正しく受け取ることができそうです。私にも読書会が始められそうな気がしてきました!それに、一人読書会や読解研究の資料として活用できるというのも大変有難いことです。

森下辰衛 代表

そう言っていただけると作り手としては大変嬉しいですし、今後の執筆の励みにもなります。

読書会メンバー

ところで、注解参考書 “一章ずつ読む三浦綾子”ですが、これから制作が始まるのでしょうか?
三浦綾子さんの作品は沢山ありますが、どのような順番で取り組まれ、実際に私たちの手元にはいつごろ届く予定ですか?

サポーター(クラウドファンディング)を募集します!

“一章ずつ読む三浦綾子”は、以下の主要10~15作品程度を考えています。5年ほどかかる事業で、給料というものがほぼない私の全仕事の何割かの労力を割(さ)いての仕事になりますが、労多く、売れる部数も多くないので出版社は扱ってくれません。それで、この執筆と出版を支えて下さるサポーターが必要です。読書会の将来のためのプロジェクトに投資いただくクラウドファンディングとお考えくだされば感謝です。

サポートの金額は自由です。サポーターになって下さった方には、年数回のニュースレターによる報告と制作物の幾つかをお送りしますので、可能な範囲でモニター的にご意見をいただけると質の向上につながりますので感謝です。また、サポーターの方で、ゆっくり読む読書会を実際に開催しておられる方には出来上がった物の中から必要な章のものをご提供します。

【“一章ずつ読む三浦綾子” 制作スケジュール】

1年に長編2~3作品程度を仕上げ、年度末(3月)に一冊にしてゆく予定で、年度単位でこのプロジェクトも更新します。途中で執筆不可能になる場合もあり得ますので、使用頻度が高いと思われる作品から着手します。1年目は『道ありき』『氷点』『病めるときも』、2年目は『塩狩峠』『銃口』『毒麦の季』、その後『泥流地帯』(全)『続氷点』『母』『海嶺』といった順で取り組みたいと思います。

【執筆予定の作品】

『氷点』41章
『続氷点』40章
『道ありき』58章
『塩狩峠』21章
『この土の器をも』32章
『石ころのうた』14章
『細川ガラシャ夫人』27章
『天北原野』24章
『泥流地帯』(全)23章
『海嶺』36章
『千利休とその妻たち』27章
『愛の鬼才』15章
『ちいろば先生物語』35章
『母』7章
『銃口』37章

短篇小説集
『病めるときも』6篇
『死の彼方までも』4篇
『毒麦の季』5篇
『雨はあした晴れるだろう』4篇

長い章、重要な章は分割になります。代表作と比較的読解の入口の難しい短篇小説を、使用頻度(人気)順に制作してゆきたいと思います。

読書会メンバー

10~15作品ですか!これはとても重要で、かつ膨大な労力と時間のかかる大プロジェクトだということが改めて解りました。私たちがこのプロジェクトに加わるということは大変意義あることで、まずはクラウドファンディングという形で参加し、執筆をお支えしたいと思います。

森下辰衛 代表

ありがとうございます。どうぞよろしくお願いいたします。サポーター募集のチラシを作りましたのでこちらもぜひ御覧ください。

2023年度 支援者数と達成金額のご報告

“一章ずつ読む三浦綾子”制作のための
クラウドファンディング募集について

今年度の目標金額を達成しました!
皆様のご支援ありがとうございました。

“一章ずつ読む三浦綾子”は、〈ゆっくり読む読書会〉の準備をする方のための注解参考書で、三浦綾子読書会の今と将来のための大事なプロジェクトです。この執筆と出版を支え、投資をして下さるサポーター(クラウドファンディング)を必要としています。

現在の支援総額:794,170円
一年分の総必要金額(目標金額):600,000円

132.36% 達成率132.36%

👤支援者数:28人

🕔募集終了まで残り:募集終了
本プロジェクトは、2023年2月20日に募集を開始し、28名のサポーターの皆様により794,170円の支援が寄せられ、2023年4月30日に募集を終了しました。 超過分は次年度に繰り越しとさせていただきます。